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2015年7月3日読了時間: 4分
長唄スピンオフ: 「分け口」争奪戦!!
今回、長唄のおけいこで習っているのは「供奴(ともやっこ)」という15分ほどの曲。 最後まで一通り習い終えた6回目のお稽古で、先生から発表会に向けて「分け口」宣告が下された! 「分け口」とは、長い曲の一部を細かく区切って、ソロパートを作ること。区切り方に決まりはないらしく、...
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2015年7月2日読了時間: 3分
長唄その10 あっという間のリハーサル
(※もう冬ですが、夏の終わりの記憶を振り返っております) 今年の夏は暑かった! 東京では観測史上最も長く猛暑日が続くなど、記録的な暑さだったのは周知のこと。 そこへ長唄が、私の夏をさらに「熱く」してくれました。 長唄を口ずさまない日はなかったのではないかと思えるほど...
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2015年7月1日読了時間: 9分
長唄その11 ゆかた会、万歳!
みなさんは、ゆかた会(浴衣会)という存在を知ってますか? 伝統芸能の世界では、浴衣を着る夏の時期に、「ゆかた会」と称した素人の発表会がよく行われています。 これ、素晴らしい“古典”企画なんです! 「みんなで浴衣を着て発表しよう」というもので、本格的な発表会と比べると、非常に...
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2015年5月28日読了時間: 2分
仕事を捨てよ、劇場へ行こう!
みなさま、「逃すまじ公演」の到来です。 以前ここんでもご紹介した日本舞踊家5人のユニット、ゴ・ヨ・ウ・カ・イ、五耀會。 今のところ、私の周囲では百発百中で誰もが落ちる、奇跡の落とし穴☆ 確かな技術と安定感、華があって、おちゃめで、情感豊かで、とにかく美しい。...
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2015年3月20日読了時間: 2分
決戦前夜
ご紹介しようかどうしようか、ギリギリまで迷った公演。 第九回 日経能楽鑑賞会「 融 ( とおる ) 」 。 同じ番組を2日間異なる演者で上演するこの公演、 1日目は野村萬(狂言)&友枝昭世(能)、 2日目は野村万作(狂言)&浅見真州(能)。 お囃子もワキ方も実力者揃い。...
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2015年3月15日読了時間: 6分
身体に宿る伝統、そして文化
「なぜ能楽師は高齢でも現役でいられるのか?」 40代で若手と言われ、サラリーマンが現役を退く60代でやっと中堅、70~80代で円熟期を迎え、現役で活躍するという能楽師の世界。 下掛(しもがかり)宝生流ワキ方能楽師の安田登氏は、高齢でも現役でいることを可能にしているのは能の中...
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2015年3月2日読了時間: 2分
琳派創成400年、「琳派イヤー」。世界で知られる”謎の絵師” 俵屋宗達「なぜ、今、宗達なのか」
国宝『風神雷神図屛風』で広く知られる俵屋宗達は、琳派の祖と言われる江戸時代最高の絵師の1人ですが、その知名度に反して、どのような人物であったかを示す資料がほとんど残っていないという”謎の絵師”でもあります。 2015年10月に米国ワシントンDCにある世界最高峰の美術館・フー...
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2015年2月4日読了時間: 3分
小鼓 その1 高砂の待謡に挑戦!の巻
様々なジャンルの先生方にお試し入門し、おけいこの様子をつまびらかにレポートする本コーナー、次なるターゲットは小鼓です! 小鼓はお囃子の一つとして、さまざまな伝統芸能で耳にする機会があります。イヨ〜ッ、ポン! のあの楽器。あの「イヨ〜」が1度やってみたかった。...
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2015年2月3日読了時間: 3分
小鼓 その2 能、愛してる。
セロリ、昼寝、歴史。落語の三題噺ではない。私が子どもの頃苦手だったもの。そして大人になってから好きになったものだ。 中でも歴史は大の苦手で、何がおもしろいのかまったくわからず、受験や定期テストのときの最大の鬼門だった。 ...
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2015年2月2日読了時間: 3分
小鼓 その3 伝統芸能と伝統工芸
小鼓は胴の部分と皮の部分とに分解できる楽器です。使う前に組み立て、しまうときにはバラす。おけいこのときも、毎回、源次郎先生の書生さんが私たちの使う小鼓を組み立てておいてくれるのですが、最終チェックは源次郎先生がしてくださいます。麻紐の具合を確かめ、調整しながら音を確認する先...
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2015年2月1日読了時間: 4分
小鼓 その4 玄人が素人に与えてくれるもの
数年前、能を習っている友人が発表会に出ると聞いて、初めて伝統芸能の素人会というものに行ってみた。正直、たどたどしい芸が延々と続く“発表会”は、見ているこちらが落ち着かず、あまり好きではなかった。その日も、友人の出番を終わったら帰るつもりで…。 ところがどっこい!...
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2015年1月8日読了時間: 3分
篠笛その1 不完全を愛する日本人
様々なジャンルの先生方にお試し入門し、おけいこの様子をつまびらかにレポートする本コーナー、第三弾は福原流笛方の福原寛(ふくはら・かん)先生に篠笛(しのぶえ)を習います! 福原寛先生 篠笛というのは横笛の一種で、竹でできています。同じ横笛でも、武将や貴族が使った龍笛(りゅうて...
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2015年1月7日読了時間: 3分
篠笛その2 さりげなく寄り添うように
篠笛のおけいこ、2回目。 おけいこ場に着いたら、腕時計や指輪などアクセサリーをはずします。 なぜなら、1回目のおけいこの際、寛先生からこんなお話があったから。 「脇をつとめる笛は目立たないように、さりげなくいなければいけません」。 ...
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2015年1月6日読了時間: 2分
篠笛その3 笛の身体
代々続く仕事を持つ家に生まれた人というのは、その仕事に適した身体に生まれつくものなんだろうか。歌舞伎役者の目が鋭いのも、能役者の足元がコンパクトなのも、篠笛奏者の口もとがキュッとおちょぼ口なのも。いや、身体が(あるいはそのDNAが)仕事を選んでいるのかもしれない。あるいは小...
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2015年1月5日読了時間: 3分
篠笛その4 何の打算もなく
某月某日、篠笛のおけいこ4回目。仕事をダーッと片付けて、帰宅途中の電車の中で最短でできる夕飯のメニューを考え、スーパーへ駆け込む。あらかじめイメージした通り店内を最短ルートでまわって商品を買い物カゴに入れ、どのレジの進みが早いかを見極めて列に並ぶ。 ...
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2015年1月4日読了時間: 2分
篠笛その5 和のお稽古をする、ということ
突然ですが、歌舞伎好きです。 歌舞伎との出会いは、2001年の秋。隅田川畔に出現した平成中村座。 桜席(舞台上に設けられた2階席)から見た「義経千本桜 小金吾討死」で、蜘蛛の巣にからめ捕られる小金吾を見下ろしながら、歌舞伎の魅惑にがんじがらめに捕らわれてしまった。その実...
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2015年1月3日読了時間: 3分
篠笛その6 「間」の洗礼
全8回の篠笛のお稽古体験は、先生のご提案で、最終回に一人1曲ずつ自分で選んだ曲を披露することになった。いかんせん音が出ない私は、こんな図々しい策に出た。 1.とりあえず小曲を一つ仕上げ、一応の達成感を味わいたい! 2.その上で、憧れの長唄「娘道成寺」にもチャレンジしてみ...
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2015年1月2日読了時間: 2分
篠笛その7 邦楽は「間」が命。 音で「間」を創り出す
前回に続き、ふたたび話題は「間」の問題。 以前、歌舞伎をテーマにした講座に出たときのこと。そこで聞いて印象に残っている話がある。曰く「和の音楽には、1234~ではない“間”があり、ドレミファ~ではない音がある」と。 篠笛のお稽古を始めて、そのことを身をもって痛感することに...
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2015年1月1日読了時間: 4分
篠笛その8 自分を捨てる
一向に進歩が見られないまま、とうとう篠笛のおけいこも最終回。 最後はそれまでの成果を一人一人発表するプチおさらい会の形で行われた。 演奏する曲は各自好きなものを選ぶ。私が挑戦したのは、「山ざくらの歌」という曲。山に囲まれた自分の故郷の春の風景を彷彿させるような、素朴な広...
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2014年12月7日読了時間: 6分
自然と、芸能と、人間と。
華道家が荒廃した放置竹林を舞台空間に変え、能楽の囃子音楽がその空間を満たす。 2014年10月19日、静岡市葵区足久保にある竹林で行われた「森と水の能楽祭2014」は、 そんなちょっと風変わりなイベントだった。 主催したのは若手の能楽師と華道家で結成された「鼓花(こか)の会...
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