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2015年8月1日読了時間: 3分
国宝浄瑠璃ア・ラ・カルト
いらっしゃいませ、ご注文は? え、おすすめですか? そうですね、10月の国立劇場(小)でしたら、こちらの「人間国宝浄瑠璃盛り合わせ」がおすすめでございます。 一中節、宮薗節、義太夫節、清元節の4種の浄瑠璃を少しずつお楽しみいただける一皿になっております。...
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2015年7月22日読了時間: 2分
間に合ううちに
あの名人の芸に間に合いたかったな、という人は枚挙に暇がありません。 ギリギリ間に合った人でも、脂の乗り切った最盛期には間に合わなかったな、ということも。 芸能は当然ながら人に属しているので、その人の持つ芸はその人を通じてしか体現されない。...
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2015年5月28日読了時間: 2分
仕事を捨てよ、劇場へ行こう!
みなさま、「逃すまじ公演」の到来です。 以前ここんでもご紹介した日本舞踊家5人のユニット、ゴ・ヨ・ウ・カ・イ、五耀會。 今のところ、私の周囲では百発百中で誰もが落ちる、奇跡の落とし穴☆ 確かな技術と安定感、華があって、おちゃめで、情感豊かで、とにかく美しい。...
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2015年3月20日読了時間: 2分
決戦前夜
ご紹介しようかどうしようか、ギリギリまで迷った公演。 第九回 日経能楽鑑賞会「 融 ( とおる ) 」 。 同じ番組を2日間異なる演者で上演するこの公演、 1日目は野村萬(狂言)&友枝昭世(能)、 2日目は野村万作(狂言)&浅見真州(能)。 お囃子もワキ方も実力者揃い。...
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2015年3月15日読了時間: 6分
身体に宿る伝統、そして文化
「なぜ能楽師は高齢でも現役でいられるのか?」 40代で若手と言われ、サラリーマンが現役を退く60代でやっと中堅、70~80代で円熟期を迎え、現役で活躍するという能楽師の世界。 下掛(しもがかり)宝生流ワキ方能楽師の安田登氏は、高齢でも現役でいることを可能にしているのは能の中...
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2015年3月2日読了時間: 2分
琳派創成400年、「琳派イヤー」。世界で知られる”謎の絵師” 俵屋宗達「なぜ、今、宗達なのか」
国宝『風神雷神図屛風』で広く知られる俵屋宗達は、琳派の祖と言われる江戸時代最高の絵師の1人ですが、その知名度に反して、どのような人物であったかを示す資料がほとんど残っていないという”謎の絵師”でもあります。 2015年10月に米国ワシントンDCにある世界最高峰の美術館・フー...
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2014年12月7日読了時間: 6分
自然と、芸能と、人間と。
華道家が荒廃した放置竹林を舞台空間に変え、能楽の囃子音楽がその空間を満たす。 2014年10月19日、静岡市葵区足久保にある竹林で行われた「森と水の能楽祭2014」は、 そんなちょっと風変わりなイベントだった。 主催したのは若手の能楽師と華道家で結成された「鼓花(こか)の会...
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2014年12月4日読了時間: 4分
1つでも気になる要素があれば観て欲しい『日本舞踊×オーケストラ Vol.2』
日本舞踊と西洋音楽との共演は、かなり以前から「創作舞踊」として実験的に行われてきました。 そんな取り組みに対しては<ジャンルが違えば人が違う>を顕著に表したような感想を個人的にはチラホラと耳にしたり…。それでも伝統芸能と他ジャンルとの共演はなくなるどころか増えている様にも感...
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2014年11月19日読了時間: 3分
イケメンのみならず。
ド直球なお願いで恐縮ですが、下記長いんですけど、ぜひ読んでください! 市川海老蔵さん、市川猿之助さん、坂本龍一さんなど、著名人との交流も深い能楽界のサラブレッド、亀井広忠さん。能楽囃子の大鼓方で、人間国宝・亀井忠雄さんを父に持ち、若い時から活躍しているチョー売れっ子です。厳...
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2014年11月12日読了時間: 4分
子供は大人の父親…無限の感性を開き伝統を継ぐ
「子供は大人の父親(The child is father of the man.)」 これは、イギリスの詩人ワーズワースの詩の一節で、”子供のころの純真な心を持ち続けることは、大人になっても大切で、そこから気づき学ぶことは多い”という意味が込められているそうです。...
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2014年11月12日読了時間: 3分
ワキ方大活躍!
まんまなタイトルですみません。というか、オススメしたい公演名が「ワキ方が活躍する能」なんです。 そしてこれからここに書くのは、以前の私がとても不思議に感じていた…ただただ素直な印象です。 「ワキ方って…能の冒頭に舞台に表れてなんか色々説明して、あとは能舞台の隅っこでジーッと...
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2014年11月12日読了時間: 3分
恋情・哀愁・春夏秋冬 艶やかな座敷舞の魅力
座敷舞って観たことありますか?上方舞・地唄舞とも言われています。 江戸時代後期に生まれ、能の動きを基本に歌舞伎や浄瑠璃の要素を取り入れた、情緒ある優美な舞で、祇園や北新地の花街のお座敷を中心に発展・伝承されてきた舞踊です。お酒の席で披露されていたことから、一畳ほどの小さな場...
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2014年10月30日読了時間: 1分
It’s magical! @明治神宮
毎年11月3日文化の日は、東京・明治神宮の例大祭。 神宮北側の広大な緑地で、普段目にすることの少ない芸能・武芸が奉納される。 数年前、ふらっと訪れた際に見た「流鏑馬」にくぎ付けになった。 秋の軽やかな光に包まれた森の中から、美しい馬と美しい昔の人が、...
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2014年10月27日読了時間: 2分
残席、僅少ですが…。
江戸城という閉ざされた世界を舞台に繰り広げられたドラマの数々を、 演目を通して垣間見るという趣向のこの公演。 キレッキレの渡辺保氏のお話に始まり、文楽の豊竹嶋大夫&野澤錦糸ペアによる「仮名手本忠臣蔵 殿中刃傷の段」、そして長唄の「春興鏡獅子」。...
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2014年10月26日読了時間: 1分
とりあえずこの人たちは、本当に見といたほうがいい。
日本舞踊界のサラブレッド5人が結成する五耀會(ごようかい)。 いずれも実力ピカイチ☆の5人が、メンバーのお稽古場所で、 毎月「日本舞踊への誘い」という企画を開催しています。 間近に素晴らしい舞踊を堪能できるほか、楽しいトークもあり。 参加費はお茶菓子つきでなんと500円!...
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2014年9月15日読了時間: 2分
人類の求めるかぎり、唸れ。たっぷり!
「唸り」。その貴き存在。 発し手の身体の奥深くから湧き上がる魂の揺さぶりが、 声に乗り移り、空気を揺らし、 聴き手の魂を共振させる。 「唸り」。それは人類共通の衝動・・・。 遠くスペインの地でも、ここ日本でも。 トップ画像の左手は、フラメンコ歌手のエストレージャ・モレンテ。...
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2014年9月9日読了時間: 1分
上方がそんなら、江戸はこうだよ! 六花街集結!
本日、上方舞の公演情報をご紹介しましたが、 喧嘩を売るように(笑)、江戸のおどりをご覧いただける公演をご紹介! 江戸っ子は気が短けぇんでい! さぁ、聞いとくれ! 10月5日(日)「大江戸寄席と花街のおどり」ってんだよ! なんとこの公演、現存する東京のすべての花街の芸者さんが...
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2014年9月9日読了時間: 2分
浮世を忘れる上方舞の夕べ
日本の伝統芸能の中には、お座敷文化とともに発展してきたものがいくつもあり、大きな劇場ではなく、お座敷で鑑賞するとまったく味わいが違って感じられることがあります。 日本舞踊の上方舞(かみがたまい)もその一つ。 歌舞伎から舞踊部分を取り出した江戸の「踊り」に対し、京都や大阪など...
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2014年8月14日読了時間: 2分
五人囃子で聴くお能
ちょっと季節はずれなお話ですが、ひな人形の五人囃子に関東と関西で違いがあるのをご存知ですか? 武家中心の関東は能楽の五人囃子、対して公家文化の色濃い関西は雅楽の五人囃子。 ♪ごーにんばやしーの ふえたいこー♪ と童謡ではひとくくりに歌われていますが、持っている楽器も能楽の五...
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2014年8月6日読了時間: 4分
能面の面白さ
突然ですが、能面をじっくりと見たことはありますか? 写真でなら幾度となく見たことのある能面。しかしこれまで間近で見たことはなく、実物はいつも舞台と客席の距離を挟んでいました。 現在、三井記念美術館で開催中の「能面と能装束 ―みる・しる・くらべる―」。この展覧会で初めて能面を...
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