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浮世を忘れる上方舞の夕べ

更新日:2020年12月20日

日本の伝統芸能の中には、お座敷文化とともに発展してきたものがいくつもあり、大きな劇場ではなく、お座敷で鑑賞するとまったく味わいが違って感じられることがあります。 日本舞踊の上方舞(かみがたまい)もその一つ。 歌舞伎から舞踊部分を取り出した江戸の「踊り」に対し、京都や大阪などの上方で生まれ、 お座敷で発展してきた「上方舞」は、ほこりをたてないよう、抑制された動きでこまやかな心情を表現するのが特徴。 お座敷という空間、距離感で鑑賞すると、その良さがしみじみと伝わってきます。


とは言え、上方舞にとってアウェイの地・東京では、生の演奏で、しかもお座敷で鑑賞できる機会はめったにありません。 そんな貴重な機会がこちら。 会場は夏目漱石ゆかりの名刹、小日向 本法寺。 舞手は山村流の山村若静紀さん。


フルマラソンを走る強靭な身体が織りなす、柔らかくも美しい舞と地唄の調べに包まれ、 恋の悩み、仕事の悩み、浮世のあれやこれやをしばし忘れる秋の夜長。 見終わったあとは一服のお抹茶を頂いたような、深い余韻が残ることでしょう。

 
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静月会 和を愉しむ夕べ

【日時】2014年10月25日(土)

18:30開場 /19:00開演

【場所】小日向 本法寺 有楽町線江戸川橋駅④出口より徒歩6分

【料金】3500円(和装でご来場の方は3000円)

【お問い合わせ・申し込み】小日向 本法寺

【演目】地唄舞「萬歳」ほか


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