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2015年7月7日読了時間: 3分
長唄その6 めざせ日本人
蒸し暑~い夏の夜、威勢のいい「供奴」の音源を聞きながら、6回目のおけいこへとやってまいりました。迎えてくださった政子先生の浴衣姿が何とも涼しげです。 先生、今日もよろしくお願いいたしまーす! この日はついに「ちらし」と呼ばれる「供奴」最後の段の稽古に入りました。初めてお手...
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2015年7月6日読了時間: 3分
長唄その7 いよいよ浴衣会が近づいて、分け口でのおけいこがスタート
さてさて、分け口も決まり、浴衣会まで残すところあと3回のおけいこ(+リハーサル)を残すのみ。 前回から約1ヶ月ぶりのおけいこです。 自分のパートが決まったからには、もう今までのように「難しい…」とか何とか言って、曖昧なままという訳にもいかなくなってきました(いや、本当は...
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2015年7月4日読了時間: 3分
長唄その8 うたがこころをもちあげる
前回、前々回とお休みする人もちらほらいたので、久々に全員そろった8回目のおけいこ。 けいこ場のドアを開けると、目に飛び込んできたのはいつもの黒い文机ではなく、ずらりと並んだ見台(けんだい)。そして白扇(はくせん)。 見台は唄本を載せる台で、白扇は唄うときに手に持つ。どちら...
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2015年7月3日読了時間: 3分
長唄その9 見えない賑わい
あれよあれよという間に、ついに最後のおけいこ日。 本番を控えた高揚感と、全員で唄うのはこの日が最後とあって、おけいこはいよいよ白熱!「ゆかた会」は10日後に迫っている。 今日は先生の三味線に合わせて、繰り返し本番どおりに唄う。 ...
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2015年7月3日読了時間: 4分
長唄スピンオフ: 「分け口」争奪戦!!
今回、長唄のおけいこで習っているのは「供奴(ともやっこ)」という15分ほどの曲。 最後まで一通り習い終えた6回目のお稽古で、先生から発表会に向けて「分け口」宣告が下された! 「分け口」とは、長い曲の一部を細かく区切って、ソロパートを作ること。区切り方に決まりはないらしく、...
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2015年7月2日読了時間: 3分
長唄その10 あっという間のリハーサル
(※もう冬ですが、夏の終わりの記憶を振り返っております) 今年の夏は暑かった! 東京では観測史上最も長く猛暑日が続くなど、記録的な暑さだったのは周知のこと。 そこへ長唄が、私の夏をさらに「熱く」してくれました。 長唄を口ずさまない日はなかったのではないかと思えるほど...
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2015年7月1日読了時間: 9分
長唄その11 ゆかた会、万歳!
みなさんは、ゆかた会(浴衣会)という存在を知ってますか? 伝統芸能の世界では、浴衣を着る夏の時期に、「ゆかた会」と称した素人の発表会がよく行われています。 これ、素晴らしい“古典”企画なんです! 「みんなで浴衣を着て発表しよう」というもので、本格的な発表会と比べると、非常に...
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2015年5月28日読了時間: 2分
仕事を捨てよ、劇場へ行こう!
みなさま、「逃すまじ公演」の到来です。 以前ここんでもご紹介した日本舞踊家5人のユニット、ゴ・ヨ・ウ・カ・イ、五耀會。 今のところ、私の周囲では百発百中で誰もが落ちる、奇跡の落とし穴☆ 確かな技術と安定感、華があって、おちゃめで、情感豊かで、とにかく美しい。...
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2015年2月3日読了時間: 3分
小鼓 その2 能、愛してる。
セロリ、昼寝、歴史。落語の三題噺ではない。私が子どもの頃苦手だったもの。そして大人になってから好きになったものだ。 中でも歴史は大の苦手で、何がおもしろいのかまったくわからず、受験や定期テストのときの最大の鬼門だった。 ...
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2015年2月2日読了時間: 3分
小鼓 その3 伝統芸能と伝統工芸
小鼓は胴の部分と皮の部分とに分解できる楽器です。使う前に組み立て、しまうときにはバラす。おけいこのときも、毎回、源次郎先生の書生さんが私たちの使う小鼓を組み立てておいてくれるのですが、最終チェックは源次郎先生がしてくださいます。麻紐の具合を確かめ、調整しながら音を確認する先...
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2015年2月1日読了時間: 4分
小鼓 その4 玄人が素人に与えてくれるもの
数年前、能を習っている友人が発表会に出ると聞いて、初めて伝統芸能の素人会というものに行ってみた。正直、たどたどしい芸が延々と続く“発表会”は、見ているこちらが落ち着かず、あまり好きではなかった。その日も、友人の出番を終わったら帰るつもりで…。 ところがどっこい!...
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2015年1月8日読了時間: 3分
篠笛その1 不完全を愛する日本人
様々なジャンルの先生方にお試し入門し、おけいこの様子をつまびらかにレポートする本コーナー、第三弾は福原流笛方の福原寛(ふくはら・かん)先生に篠笛(しのぶえ)を習います! 福原寛先生 篠笛というのは横笛の一種で、竹でできています。同じ横笛でも、武将や貴族が使った龍笛(りゅうて...
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2015年1月7日読了時間: 3分
篠笛その2 さりげなく寄り添うように
篠笛のおけいこ、2回目。 おけいこ場に着いたら、腕時計や指輪などアクセサリーをはずします。 なぜなら、1回目のおけいこの際、寛先生からこんなお話があったから。 「脇をつとめる笛は目立たないように、さりげなくいなければいけません」。 ...
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2015年1月6日読了時間: 2分
篠笛その3 笛の身体
代々続く仕事を持つ家に生まれた人というのは、その仕事に適した身体に生まれつくものなんだろうか。歌舞伎役者の目が鋭いのも、能役者の足元がコンパクトなのも、篠笛奏者の口もとがキュッとおちょぼ口なのも。いや、身体が(あるいはそのDNAが)仕事を選んでいるのかもしれない。あるいは小...
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2015年1月5日読了時間: 3分
篠笛その4 何の打算もなく
某月某日、篠笛のおけいこ4回目。仕事をダーッと片付けて、帰宅途中の電車の中で最短でできる夕飯のメニューを考え、スーパーへ駆け込む。あらかじめイメージした通り店内を最短ルートでまわって商品を買い物カゴに入れ、どのレジの進みが早いかを見極めて列に並ぶ。 ...
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2015年1月4日読了時間: 2分
篠笛その5 和のお稽古をする、ということ
突然ですが、歌舞伎好きです。 歌舞伎との出会いは、2001年の秋。隅田川畔に出現した平成中村座。 桜席(舞台上に設けられた2階席)から見た「義経千本桜 小金吾討死」で、蜘蛛の巣にからめ捕られる小金吾を見下ろしながら、歌舞伎の魅惑にがんじがらめに捕らわれてしまった。その実...
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2015年1月3日読了時間: 3分
篠笛その6 「間」の洗礼
全8回の篠笛のお稽古体験は、先生のご提案で、最終回に一人1曲ずつ自分で選んだ曲を披露することになった。いかんせん音が出ない私は、こんな図々しい策に出た。 1.とりあえず小曲を一つ仕上げ、一応の達成感を味わいたい! 2.その上で、憧れの長唄「娘道成寺」にもチャレンジしてみ...
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2015年1月2日読了時間: 2分
篠笛その7 邦楽は「間」が命。 音で「間」を創り出す
前回に続き、ふたたび話題は「間」の問題。 以前、歌舞伎をテーマにした講座に出たときのこと。そこで聞いて印象に残っている話がある。曰く「和の音楽には、1234~ではない“間”があり、ドレミファ~ではない音がある」と。 篠笛のお稽古を始めて、そのことを身をもって痛感することに...
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2015年1月1日読了時間: 4分
篠笛その8 自分を捨てる
一向に進歩が見られないまま、とうとう篠笛のおけいこも最終回。 最後はそれまでの成果を一人一人発表するプチおさらい会の形で行われた。 演奏する曲は各自好きなものを選ぶ。私が挑戦したのは、「山ざくらの歌」という曲。山に囲まれた自分の故郷の春の風景を彷彿させるような、素朴な広...
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2014年10月27日読了時間: 2分
残席、僅少ですが…。
江戸城という閉ざされた世界を舞台に繰り広げられたドラマの数々を、 演目を通して垣間見るという趣向のこの公演。 キレッキレの渡辺保氏のお話に始まり、文楽の豊竹嶋大夫&野澤錦糸ペアによる「仮名手本忠臣蔵 殿中刃傷の段」、そして長唄の「春興鏡獅子」。...
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