top of page
記事一覧
検索
2015年1月6日読了時間: 2分
篠笛その3 笛の身体
代々続く仕事を持つ家に生まれた人というのは、その仕事に適した身体に生まれつくものなんだろうか。歌舞伎役者の目が鋭いのも、能役者の足元がコンパクトなのも、篠笛奏者の口もとがキュッとおちょぼ口なのも。いや、身体が(あるいはそのDNAが)仕事を選んでいるのかもしれない。あるいは小...
閲覧数:7回0件のコメント
2015年1月5日読了時間: 3分
篠笛その4 何の打算もなく
某月某日、篠笛のおけいこ4回目。仕事をダーッと片付けて、帰宅途中の電車の中で最短でできる夕飯のメニューを考え、スーパーへ駆け込む。あらかじめイメージした通り店内を最短ルートでまわって商品を買い物カゴに入れ、どのレジの進みが早いかを見極めて列に並ぶ。 ...
閲覧数:5回0件のコメント
2015年1月4日読了時間: 2分
篠笛その5 和のお稽古をする、ということ
突然ですが、歌舞伎好きです。 歌舞伎との出会いは、2001年の秋。隅田川畔に出現した平成中村座。 桜席(舞台上に設けられた2階席)から見た「義経千本桜 小金吾討死」で、蜘蛛の巣にからめ捕られる小金吾を見下ろしながら、歌舞伎の魅惑にがんじがらめに捕らわれてしまった。その実...
閲覧数:4回0件のコメント
2015年1月3日読了時間: 3分
篠笛その6 「間」の洗礼
全8回の篠笛のお稽古体験は、先生のご提案で、最終回に一人1曲ずつ自分で選んだ曲を披露することになった。いかんせん音が出ない私は、こんな図々しい策に出た。 1.とりあえず小曲を一つ仕上げ、一応の達成感を味わいたい! 2.その上で、憧れの長唄「娘道成寺」にもチャレンジしてみ...
閲覧数:3回0件のコメント
2015年1月2日読了時間: 2分
篠笛その7 邦楽は「間」が命。 音で「間」を創り出す
前回に続き、ふたたび話題は「間」の問題。 以前、歌舞伎をテーマにした講座に出たときのこと。そこで聞いて印象に残っている話がある。曰く「和の音楽には、1234~ではない“間”があり、ドレミファ~ではない音がある」と。 篠笛のお稽古を始めて、そのことを身をもって痛感することに...
閲覧数:3回0件のコメント
2015年1月1日読了時間: 4分
篠笛その8 自分を捨てる
一向に進歩が見られないまま、とうとう篠笛のおけいこも最終回。 最後はそれまでの成果を一人一人発表するプチおさらい会の形で行われた。 演奏する曲は各自好きなものを選ぶ。私が挑戦したのは、「山ざくらの歌」という曲。山に囲まれた自分の故郷の春の風景を彷彿させるような、素朴な広...
閲覧数:6回0件のコメント
2014年3月9日読了時間: 3分
能楽その1 中世日本人の身体運用を体感?!
伝統芸能を100倍楽しむには、慣れるより習え?! 様々なジャンルの先生方にお試し入門し、おけいこの様子をつまびらかにレポートする本コーナー、初回を飾るのはお能です! ★習う曲…「西王母(せいおうぼ)」 西王母は中国に伝わる女神のこと。皇帝のお祝いの席に西王母が千年の寿命...
閲覧数:18回0件のコメント
2014年3月8日読了時間: 2分
能楽その2 無心に「謡う」
「はぁ~な~もぉ~えぇ~るぅやぁ~ さーあぁ~か~ず~き~の~ぉ~」 あーー、鼻歌が気持ちいいっ! お風呂でも自転車でも陽気に謡います。 カラオケなんかと違って、身体に声を響かせてお腹から声を出す感覚。 この生まれて初めての感じ。気持ちいい!...
閲覧数:11回0件のコメント
2014年3月7日読了時間: 3分
能楽その3 お仕舞いと日本舞踊の共通点は「肩」にアリ?!
「今まで何回、能を見に行ったことがある?」と聞かれたら、「3回です」とハッキリ答えることができてしまうくらい、能にほとんど縁がなかった私。そんな私が、恐れ多くも、大島先生にお稽古をつけていただけるなんて…いいのだろうか?! と思いつつも、図々しく参加させていただくことにした...
閲覧数:6回0件のコメント
2014年3月6日読了時間: 3分
能楽その4 自意識との戦い
お稽古もなんだかんだで4回目。謡、仕舞いともひと通りの流れが頭に入り、これでやっとスタート地点に立てたかな、という感じです。例えて言うなら、おにぎりを握ろうとしてご飯を手のひらにのせたところで、まだおにぎりとしては全く形を成していない。そんな状態。 ...
閲覧数:3回0件のコメント
2014年3月5日読了時間: 2分
能楽その5 憧れの…
伝統芸能の世界の魅力は様々あれど、私の場合、何にときめくってプロの方々の黒紋付姿です。 清少納言センセー風に言うなら、「演者は黒紋付。袴つきはさらなり(演者は黒紋付姿がよい。袴つきは言うまでもない)」。 人生、一度でいいから黒紋付に袴といういでたちをしてみたい。 ...
閲覧数:3回0件のコメント
2014年3月4日読了時間: 3分
能楽その6 ステキ衝撃
中学生のころ、バスタオルの端と端を、わざとずらして畳んでいた。 ニューヨーカーのように、さらっとカジュアルに畳むことがカッコイイと思って。 いや、「畳む」なんて直線的で端正な言葉は似合わない。 もはや「タタム」ぐらいの感覚で。 ...
閲覧数:3回0件のコメント
2014年3月3日読了時間: 2分
能楽その7 思わぬ人生の拾い物
おけいこも残すところあと3回。 おさらい会の日が着々と近づいてまいりました。ひゃー! 謡は「連吟(れんぎん)」といって、複数人で一緒にうたいます。 舞台での流れはこんな感じ。 1.全員無言で舞台に登場し、おのおの座ったら扇を身体の右側に置く。 ...
閲覧数:2回0件のコメント
2014年3月2日読了時間: 2分
能楽 その8 「気」をためる
某月某日。 おけいこへ行く前にちょっと時間があったので、自宅で一通り仕舞の練習をした。 もう動きに迷うことはほとんどないので、あとはいかにカッコ良く、形良く、それっぽく舞えるかどうか(←違)。 自主練ではそこそこイイ感じに舞えていたので(当社比)、意気揚々とおけいこ場へ...
閲覧数:2回0件のコメント
2014年3月1日読了時間: 4分
能楽 その9 そして迎えたおさらい会
2014年3月某日。 とうとうおさらい会の日がやってきました。 すでに9ヶ月も前のことです…。ご報告が遅くなってスミマセン。 消費税増税直前の年度末とあって宅配業者はてんてこまい。 大島先生のところも1週間前に送った着物一式が、おさらい会当日になっても未着という、波...
閲覧数:3回0件のコメント
bottom of page