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6月のピックアップ公演

更新日:2020年12月17日



平成最後の夏は伝統芸能とともに! というわけで、今月のオススメ公演は夏むけのラインナップでお届けします。

また、引き続き皆様からの公演情報もお待ちしております。「こんな公演あるよ!」という方はぜひぜひメールにてお寄せください。次回7月1日更新の記事にて掲載させていただきます。

――<舞踊>―――――――――― ★いかにも役者!な踊りっぷり。注目の若手公演 第五回 翔之會 日時:9月1日(土)16:30開演 場所:国立能楽堂 料金:正面7,000円、脇正面5,000円、中正面3,000円 チケット:一般発売 6/1~ 詳細

若手歌舞伎俳優、中村鷹之資(たかのすけ)さんが毎年開催されている公演。まだ19歳とお若いのですが、躍動的でキレがあって軸のぶれない、いかにも役者の踊り!という気持ちの良い踊りっぷりを見せてくれる注目の役者さんです。 鷹之資さんのお父様は、人間国宝に認定された名優で、踊りの名手でもあった故・五代目中村富十郎さん。周囲からのたくさんの思いを背負って、彼が小さな頃から積み重ねてきた稽古の日々や、舞台への真摯な姿勢が、若々しい演技や踊りの端々に垣間見えます。仕舞の稽古もされているという鷹之資さんの「熊坂」の勇壮な舞、妹の愛子さんとの息のあった「吉野山」、若々しく華やかな舞台になるのではないでしょうか。楽しみです!

――<能楽>―――――――――― ★今年の夏は、薪能で「幽玄フェス」

能を見てみたいという人は、ホント多いです。でもナゼか皆さん、手を出されませんねぇ。いや、わかります、その状況。背中を押してくれる何かがないとね。

ということで、おススメは薪能。篝火がちらちらと揺らめくなか、風を感じながらぼーっと見るお能は、よく分からなくてもなかなか至福です。さながら「幽玄フェス」。会場内でお酒は飲めないと思いますが、一杯ひっかけて行くぐらいが、ちょうどいいかも。夏から秋にかけて全国で開催されるので、夏の旅行も兼ねてプランしてみてはいかが?

〇公演情報はこちらのサイトから このサイトは、全国の能・狂言公演情報を、かなり網羅しています。6月~9月のページ内で「薪能」と検索すると、たーくさん出てきますよ。8月が一番多いかな?

たとえば・・・

「八ヶ岳薪能」 日時:8月3日(金) 場所:山梨県小淵沢町 身曾岐神社 能楽殿 料金:1万円 詳細

水に浮かぶ能舞台。小淵沢の森に包まれて、鳥の声、風が木々を揺らす音を聞きながらの「幽玄フェス」。私は1泊2日で行って、薪能を楽しんだ翌朝は、近くの乗馬クラブで、森の中を乗馬散歩します。気持ち良すぎ!(初心者向けコースで、森に行けるんです!)

――<邦楽>―――――――――― ★じっくりと美しき音の世界へ 紀尾井 午後の音楽界-明治150年 音楽の花開くⅡ 日時:7月10日(火) 13:30開演 場所:紀尾井ホール(小) 料金:全席指定2,500円 詳細

今年4月から3ヶ月おきに行われている「明治150年 音楽の花開く」シリーズの第2弾です。邦楽と洋楽のコラボレーション公演ですが、どちらもキチンと聴かせてくれます。第2弾は個人的にも大好きな<地唄>と<クラシックギター>の共演。菊央雄司さんの唄声に大萩泰司さんのギター。どちらも優しく美しく、聴き惚れてしまう音色です。そして、朗報!お二人とも若手のイケメン!!!目にも耳にもご褒美になる公演は、残席わずか。もう早い者勝ちかも。

――<夏休みに行きたい親子公演シリーズ>―――――――――― ちょっと気が早い?いえいえ、チケット争奪戦はもう始まってますヨ!


★うっとり美声&しびれる音色。絶品コンビの長唄だよ! 伝統芸能の魅力(日本舞踊・邦楽)「親子で楽しむ舞踊・邦楽」 日時:7月7日(土) 場所:国立劇場小劇場 料金:一般2,500円、親子(親2,000円、子1,000円) 詳細


長唄と日本舞踊の魅力に触れてみよう!という趣旨のこの公演、長唄はなんと勝四郎&栄八郎コンビの「越後獅子」でございます!ここん的には夢の共演。栄八郎先生はここんのお稽古企画で長唄三味線をご指導いただいた方ですが、邦楽公演より舞踊公演の地方の舞台が多い先生で、邦楽公演でじっくりその音色を味わえる機会はかーなーり貴重。この音色にぜひしびれて!

★ワンピースのあとはNARUTO! 新作歌舞伎『NARUTOーナルトー』 日時:8月4日(土)~27日(月) 場所:新橋演舞場 料金:15,500円~3,000円 詳細

大好評を博したワンピース歌舞伎が先日、大千秋楽を迎えたばかりですが、お次はNARUTOです。ジャンプ系コミックは歌舞伎と相性がいいのでしょうか?初心者向けでも入門公演でもないですが、おなじみのキャラクターが最高の道案内となってくれます。親子で行ったら楽しい夏休みの思い出になるはず。


★親子向け狂言公演ならこれ 人間国宝・山本東次郎先生の狂言の時間 日時:8月11日(土・祝) 場所:横浜能楽堂 料金:子ども500円 大人2,000円 詳細


毎年夏に行われる山本東次郎先生のこの公演。今年は謡と舞の軽快なリズムが面白い「呼声」と、大髭をめぐる夫と妻の攻防が見どころの「髭櫓」の2番です。東次郎先生のお話もついて2時間ほど。良質な芸に触れて、笑ってと、しみじみいい時間になると思います。すでに残席僅少です、急げ!


――<体験もの>―――――――――― ★これまでになかった、体験ものを発見。


「ふらっと能楽体験@表参道」 場所:銕仙会能楽研修所(南青山) 料金:3,000円 詳細


なんと、お能の体験がとうとう「じゃらん」に掲載されてます!定期開催しているよう。体験内容もけっこう包括的な感じのようなので、お試しあれ。


「舞台があなたを呼んでいる」 場所:国立劇場小劇場(半蔵門) 料金:300,000円 詳細 あれ、なんか桁がオカシイ・・・? いえいえ、30万です!30万で、14か月ぐらい地唄舞を習って、最後に国立の舞台に出られるらしい!こんなの、いままであったかな・・・?月2回・各3時間ほどの稽古のようなので、計算すると、実はそんなに高くないかも。詳細不明ですが、特別体験したいアナタへ!?

――<みなさまからお寄せいただいた公演情報>―――――――――― 前回、「みなさまからの公演情報募集~!」と発信したところ、早速情報をお寄せいただきましたのでこちらに掲載いたします。 ありがとうございました!


女流義太夫演奏会6月公演  父の日にちなんで 日時:6月20日(水)18:30開演 場所:お江戸日本橋亭 料金:一般 3,000円 学生・障がい者 2,000円 詳細

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