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2015年1月8日読了時間: 3分
篠笛その1 不完全を愛する日本人
様々なジャンルの先生方にお試し入門し、おけいこの様子をつまびらかにレポートする本コーナー、第三弾は福原流笛方の福原寛(ふくはら・かん)先生に篠笛(しのぶえ)を習います! 福原寛先生 篠笛というのは横笛の一種で、竹でできています。同じ横笛でも、武将や貴族が使った龍笛(りゅうて...
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2015年1月7日読了時間: 3分
篠笛その2 さりげなく寄り添うように
篠笛のおけいこ、2回目。 おけいこ場に着いたら、腕時計や指輪などアクセサリーをはずします。 なぜなら、1回目のおけいこの際、寛先生からこんなお話があったから。 「脇をつとめる笛は目立たないように、さりげなくいなければいけません」。 ...
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2015年1月6日読了時間: 2分
篠笛その3 笛の身体
代々続く仕事を持つ家に生まれた人というのは、その仕事に適した身体に生まれつくものなんだろうか。歌舞伎役者の目が鋭いのも、能役者の足元がコンパクトなのも、篠笛奏者の口もとがキュッとおちょぼ口なのも。いや、身体が(あるいはそのDNAが)仕事を選んでいるのかもしれない。あるいは小...
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2015年1月5日読了時間: 3分
篠笛その4 何の打算もなく
某月某日、篠笛のおけいこ4回目。仕事をダーッと片付けて、帰宅途中の電車の中で最短でできる夕飯のメニューを考え、スーパーへ駆け込む。あらかじめイメージした通り店内を最短ルートでまわって商品を買い物カゴに入れ、どのレジの進みが早いかを見極めて列に並ぶ。 ...
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2015年1月4日読了時間: 2分
篠笛その5 和のお稽古をする、ということ
突然ですが、歌舞伎好きです。 歌舞伎との出会いは、2001年の秋。隅田川畔に出現した平成中村座。 桜席(舞台上に設けられた2階席)から見た「義経千本桜 小金吾討死」で、蜘蛛の巣にからめ捕られる小金吾を見下ろしながら、歌舞伎の魅惑にがんじがらめに捕らわれてしまった。その実...
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2015年1月3日読了時間: 3分
篠笛その6 「間」の洗礼
全8回の篠笛のお稽古体験は、先生のご提案で、最終回に一人1曲ずつ自分で選んだ曲を披露することになった。いかんせん音が出ない私は、こんな図々しい策に出た。 1.とりあえず小曲を一つ仕上げ、一応の達成感を味わいたい! 2.その上で、憧れの長唄「娘道成寺」にもチャレンジしてみ...
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2015年1月2日読了時間: 2分
篠笛その7 邦楽は「間」が命。 音で「間」を創り出す
前回に続き、ふたたび話題は「間」の問題。 以前、歌舞伎をテーマにした講座に出たときのこと。そこで聞いて印象に残っている話がある。曰く「和の音楽には、1234~ではない“間”があり、ドレミファ~ではない音がある」と。 篠笛のお稽古を始めて、そのことを身をもって痛感することに...
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2015年1月1日読了時間: 4分
篠笛その8 自分を捨てる
一向に進歩が見られないまま、とうとう篠笛のおけいこも最終回。 最後はそれまでの成果を一人一人発表するプチおさらい会の形で行われた。 演奏する曲は各自好きなものを選ぶ。私が挑戦したのは、「山ざくらの歌」という曲。山に囲まれた自分の故郷の春の風景を彷彿させるような、素朴な広...
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