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舞台の上にも春がやってきた!

更新日:2020年12月18日

どこからともなく梅の香りが漂ってきて、新しい季節の訪れを感じさせる今日この頃。


桜の開花予想まで発表されて、気分はもうすっかり春です。 (今年は例年より1週間くらい早く開花するとかしないとか) 来月の歌舞伎座には、舞台上にも満開の桜が登場しますよー。

『祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)』4段目「金閣寺」です。


悪者に捕えられ、金閣寺の桜の木に縛られて身動きが取れなくなってしまった主役の雪姫(画家雪舟の孫娘という設定)が、つま先で桜の花びらを集めて鼠の絵を描くと、そこに命が宿り、縛りつけていた綱をかじりきってくれる…というお話(かなりざっくり)。


金閣寺に桜という豪華な舞台美術と、美しい雪姫、そしてメルヘンチックな要素もあり人気の作品です。そして、なんといってもこの物語のみどころ、且つ、つっこみどころは、その満開の桜。


この桜の花びらが…

舞う、いや、降る、いや…落ちてきます!

ヒラヒラどころではありません。

ドバドバ落ちてきます!

そのうち、花吹雪で主役の雪姫がみえなくなります(!)


一瞬「え、ここまでやって大丈夫なの」と不安になるほどですが、この花びらの隙間からチラチラ見える雪姫が、うつくしいのですよねぇ。そして極限まで誇張された「金閣寺」の桜をみていると、自分までその渦に巻き込まれてしまったような感覚になります・・・手加減なしの桜吹雪の嵐に、一味違ったお花見を楽しめることでしょう。


また、雪姫を演じるのは、この公演で5代目中村雀右衛門を襲名する中村芝雀さん。晩年まで娘役を演じた亡き父・先代雀右衛門のDNAを受け継いだ、かわいさ、若々しさが魅力。桜と見間違うほどの美しさを携えた、新生・雀右衛門の雪姫に期待!


チケットは現在発売中です。

詳細はこちらまで。

 

◆中村芝雀改め 五代目中村雀右衛門襲名披露 三月大歌舞伎◆

平成28年3月3日(木)~27日(日)

昼の部 午前11時~ 夜の部 午後4時30分~

会場:歌舞伎座

チケットなど詳細はこちら


kokon

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