国立劇場で、毎年4月に「明日をになう新進の舞踊・邦楽鑑賞会」という何とも初心者を寄せつけないタイトルの公演があります。でもね、この業界にありがちな“見た目で惑わす系”ですよ、これも!実はめちゃイイ公演です!Don’t be misguided!
歴史ある公演で、今勢いのある若手を取り上げるもの。選ばれた若手は栄誉を感じ並々ならぬ気合で古典に臨みます。そのホトバシル・エネルギーがたまらん。
古典なのに(というと語弊がありますが)、なんかイキイキ・ドキドキ・キラキラしてるんです。伝統芸能って、とかくおすまし顔でやりがちですが、この公演の若手は情熱が隠しきれないというか(笑)。漏れる漏れる(笑)。 あぁ、伝統芸能って生きてるんだなぁって感動しちゃう。技術的にはつたない部分があったとしても、それを上回るライブ感と個性と静かな熱量。今年もよかったー!!
なぜ公演が終わった今頃書くのかって?それは、来年に向けて準備運動をしてほしいから。このライブ感を味わうには、普段の伝統芸能公演を知らねばなりません。教養と思ってとりあえず4・5本見ましょう(笑)。いくつか見ていただいた上で、来年4月、国立劇場へお越しください。古典でも十分「生きてる伝統芸能」を感じられるはず。タイトルやチラシデザインには惑わされずに、ね。
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