古今東西、日本各地で私たちが共存してきた、滅多に見ることはできないけれど、常にそこにいる異界の存在「妖怪」。何か不可解なことや不運なことがあると、ことごとく原因として引っ張り出される愛すべき厄介者たち。
古代から現代まで彼らにまつわる言い伝えは多岐にわたっています。特に江戸時代には怪談会などを中心に語りの対象として、そして浮世絵の題材として描かれることで庶民に親しまれるようになりました。畏怖の対象から、いつの間にか娯楽対象として存在に親しみを増していった、4000年に及ぶ日本妖怪史。
暑さも本格的になる7月5日〜隅田川にほど近い東京都江戸東京博物館では、葛飾北斎、伊藤若冲、歌川国芳など江戸の人気浮世絵師の描く妖怪や、国宝、重要文化財の中の妖怪たちを観ることのできる「大妖怪展」が開催されます。
さらに、7月23日(江戸東京博物館)には、浪曲、落語、講談による、面白くて、とびきり怖い“怪談”と「大妖怪展」を楽しむことができる特別な一夜が用意されています。妖怪たちの気配に包まれながら聴く怪談…そして、夜の博物館で出会う古今の妖怪たち…こ、これは怖い。けど、怖いもの見たさで参加したい!
「大妖怪展」公式HP:http://yo-kai2016.com/index.html
-夏の夜をヒヤ~ッと過ごす、「怪談三景」と「大妖怪展」貸切鑑賞-
日時
7月23日(土)
16時30分開場、17時00分開演
19時30分~20時30分 展覧会貸切鑑賞
会場
江戸東京博物館ホール
出演
1.浪曲:玉川 奈々福(曲師=沢村豊子)「亡霊剣法」伊藤桂一原作
2.落語:柳家 権太楼 「幽霊の辻」
3.講談:一龍斎 貞水(人間国宝) 「雨夜の裏田圃」
定員
446人、全席指定
チケット
一般 4,500円(チケット発売中 定員に達し次第、販売終了)
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