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11月のピックアップ公演

更新日:2020年12月17日



寒くなってきましたね。今月のピックアップは、年末年始にかかるものもちらほら。忘年会、新年会の予定が入る前に観劇のためのスケジュールはブロックしちゃいましょう!

――<文楽>―――――――――― ★2017年の締めくくりに 12月文楽鑑賞教室「日高川入相花王」「傾城恋飛脚」 日時:12月7日(木)~19日(火) 場所:国立劇場・小劇場 料金:3,900円 詳細

まだ文楽を観たことがないというアナタ、絶好の機会がやってまいりましたよ。解説セットで2つの演目のハイライト部分が楽しめる文楽鑑賞教室。チケット代も安めに設定されているので、最初のお試しにはぴったりです。ただ、公演期間が短い上、学生の団体で貸し切りになっていたりしてなかなかチケットが取りにくいのが難点。発売日の11月7日(火)にポチッとね。

――<邦楽>―――――――――― ★囃子から入るという手がある。 藤舎囃子研究会 日時:11月1日(水)18:00開演 場所:国立劇場・小劇場 料金:全席指定 5,000円 詳細

“長唄かっこええ!!”と思って友人を公演に招待しても、初めての人にはイマイチつかみどころがないらしい。まぁ、そうだろう。そこで、敢えて「囃子」という切り口から入るのがおススメ。囃子をメインに選曲されている本公演は、派手でわかりやすい!楽しい!邦楽の魅力が直感的に感じられるはず。いくつかある囃子の流派の中でも、藤舎流は実力派が多い。チケット入手が電話のみというハードルだが、がんばれ!


★伝統芸能、聴き放題ですよー 神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2017 日時:前夜祭 11月11日(土)15:00~19:40頃、本祭 11月12日(日)11:30~18:00頃 場所:東京・神楽坂エリア一帯 料金:無料(一部有料公演あり) 詳細

2日間に渡って、神楽坂のお店や路上のそこかしこで伝統芸能が披露される、年に1度のお祭り。長唄、小唄、地唄、新内節、義太夫、浪曲、講談、太神楽、邦楽囃子、雅楽などなどジャンルも様々!良い出演陣がずらりと並んでいますが、路上でのパフォーマンスはもちろん、お店での公演も定員はあるものの、なんと観覧は無料です。街の賑わいの中で観る芸能は、いつもと違った魅力があります。新内流しは外せませんし、浪曲・玉川奈々福さん、お囃子・若獅子会さん、胡弓の弓連者さんも気になります。あれもこれも、、、さてどこから観てまわりましょうか!?

★古典の音色を伝える じうた人 大阪東京10周年記念公演 日時:11月24日(金)15:30開演/19:00開演 場所:紀尾井ホール・小ホール 料金:一般 昼3,000円、夜4,000円、昼夜通し券6,000円(学割あり) 詳細 ※大阪公演は、11月5日(日)14:30開演 山本能楽堂にて。


地歌箏曲の演奏家として注目を集める菊央雄司さんと岡村慎太郎さんが開く毎年楽しみな演奏会。今回東京では昼夜2回公演。昼と夜とで演目が違うので、両方聴ける方は是非。実力あるお二人やゲストの演奏はもちろんですが、「じうた人」の演奏会は音に対するこだわりが感じられるのが面白い。三味線音楽の中でも最も古くからある地歌。前回公演では野川三味線という古い形の三味線による演奏もありましたが、今回もきっと沢山のこだわりを持って、聴きごたえのある演奏を聴かせて下さることと期待大!です。


★琵琶もいろいろ。繊細で美しい筑前琵琶に出会う。 筑前琵琶演奏会 日時:12月24日(日)14:00開演 場所:紀尾井ホール・小ホール 料金:全席自由 2,000円 詳細 チケット発売:11月15日(水)~


筑前琵琶の人間国宝・奥村旭翠さんとご一門の皆さんの演奏会です。琵琶と聞いて連想される盲目の琵琶法師や平家物語といった重厚で勇ましいイメージを、軽やかに裏切る筑前琵琶。明治時代に女性奏者が中心となって広まった芸能で、弾き語る旋律がとても音楽的です。特に奥村旭翠さんの演奏は、語る声も琵琶の音も、震えるほど繊細で美しく明瞭。一度聴くときっと病みつきになります!


――<日本舞踊>―――――――― ★踊る人をみる面白さ 第10回 近くで観る日本舞踊 日時:11月26日(日)12:30開演/15:00開演 場所:尾上流舞台 料金:一般 3,000円 詳細

こんな公演もあるのですね~、ということでご紹介。細部まで作り込まれた舞台も素晴らしいですが、こういった稽古場公演は、距離の近さや気軽さならではの良さがあります。踊りを観るというより、踊る「人」を観るという方が近いでしょうか。踊るの人の息遣いや視線、緊張や揺れを肌で感じながら観る面白さ。尾上流の師範の方々がご出演とのこと。勉強会的な要素が強いのかなと思いますが、一度覗いてみたい。


★晴れやかな新年のスタートに セルリアンタワー能楽堂 平成三十年正月公演 日時:1月1日(月・祝)12:00開演 場所:セルリアンタワー能楽堂 料金:全席自由 3,000円 詳細


祭囃子、長唄の「三番叟」、舞踊「七福神」とおめでたく賑やかな演目の3本立て。舞踊の立方(踊り手)は歌舞伎役者の市川九團次さん。公演時間は1時間弱とコンパクトですが、一年の始まりに賑々しい舞台の雰囲気の中に身を置いて、華やいだ気分になるなんていいじゃありませんか。初詣の帰りにでもいかがでしょうか?


――<能楽>―――――――――― ★リアルな花と、まことの花の競演 横浜能楽堂企画公演「能の花 能を彩る花」 日時:すべて14時開演

<第1回> 「菊」 平成29年10月28日(土) <第2回> 「紅葉」 平成29年11月23日(木・祝) <第3回> 「牡丹」 平成30年1月13日(土) <第4回> 「梅」 平成30年2月10日(土) <第5回> 「桜」 平成30年3月10日(土)


場所:横浜能楽堂 料金:各回とも 全席指定 S席7,000円 A席6,000円 B席5,000円 詳細


華道と能、ともに室町時代に大きく発展した芸術の競演です。池坊次期家元の四代目池坊専好が舞台上に花を生け、花に関係する能を上演するというこの企画、第一回はすでに終了してしまいましたが、まだ4回あります!ここん的に「お♡」となっているのは第3回の「牡丹」。片山九郎右衛門さんの「石橋」です。囃子方も期待大。抽象的な能の舞台にいけばながどう作用するのか、そんなところも楽しみに足を運びたい公演です。


――<体験講座>―――――― ★附け打ち、大向うが体験できる?! 附けの會☆東京 歌舞伎伝統芸能の継承ワークショップ ・11月17日(金)19:00~附け打ち体験講座 場所:HIBIKUS浅草 ・11月18日(土)19:00~義太夫三味線の魅力 場所:那胡の会 ・11月24日(金)19:00~大向う考察 場所:台東区立 浅草公会堂 第二集会室 料金:各回3,000円 詳細


公演情報ではないですが、たまにはこんなのも面白そう、ということでご紹介。歌舞伎などで効果音的な役割を果たす「附け」。その附け打ちさんが主催しているワークショップです。附け打ち体験から歌舞伎の義太夫(いわゆる竹本)三味線を聞くもの、「大向う」(役者の見せ場で「〇〇屋!」といって声をかけるアレですね)の方を招いてのお話など、歌舞伎の周辺の魅力に触れる貴重な機会ですよー。


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